「コンビニ食品工場の繁忙期っていつ頃なんだろう・・・。どれぐらい忙しいのか参考にしておきたいな」
このような疑問を持ってはいないでしょうか?
食品工場が未経験の人にしてみれば、繁忙期がいつ・どれぐらい忙しいのかは分からないので不安になりますよね。

多少の忙しさは覚悟してたけど、ここまでなんて聞いてない・・・。
もう辞めたい・・・。
なんてことになってしまったら、かけた時間がとてももったいないです。
私は食品工場に13年勤めましたが、実はコンビニ食品工場には他の食品工場には見られない繁忙期があるのが分かったんです。
今回の記事ではコンビニ食品工場の繁忙期の詳細を知りたいあなたに、ランキング形式で内容を解説していきます。
この記事を読めば食品工場の繁忙期の時期・忙しさが事前にわかりますよ。
1位がどの時期なのか予想しながらご覧ください。
マルピギア


- 食品工場に13年勤務
- 仕事が苦手なため怒られまくり
- 退職して、残業のない会社へ転職
- 副業ブログで稼げるように努力中
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コンビニ食品工場の大変な繁忙期ベスト3
第3位・節分(忙しさ:★★☆☆☆)
まず第3位は「節分」です。


コンビニで節分といえば、思い出されるのは「恵方巻」ですよね。
ご想像の通り、この時期には恵方巻の発注が大量にあるのでなかなか忙しくなります。
とはいうものの、実は「めちゃくちゃ忙しい!」というわけでもありません。
なぜなら恵方巻の発注が多くなることは事前にわかっていることだから。
短期バイトや派遣をあらかじめ準備できるので、たくさんの人出がいる状態で節分を迎えることが出来ます。
(むしろ人が多すぎてラインから人があぶれていることさえあったりします)



暇そうにラインで突っ立っているバイト君もちょこちょこいました。
筆者はラインではなく、製造事務の人間だったのですがこの部署の目線で言うと「発注数の入力を間違えられない」というのがプレッシャーでした。
恵方巻は「予約商品」なので通常の商品とは違い、事前に「絶対に買われる数」が決まっています。
なのでミスをして数を多く入力したらフードロスになるし、逆に少ないと材料が足りなくて現場から怒られます。



恵方巻き用にわざわざエクセルの入力欄を増やしたりしなきゃいけないのが、大変でした。
普段の入力ももちろんミスなくやっているのですが、それ以上に気を使って作業をしなければならないのがきついところです。
第2位・年末年始(忙しさ:★★★☆☆)
第2位は「年末年始」です。


時期としてはクリスマス~大晦日にかけてがこれにあたります。
この時期がきつい理由は、とにかく催事商品が多いこと。
- クリスマスオードブル
- クリスマスサンドイッチセット
- クリスマスチキン
- クリスマス寿司
- etc・・・
さらに年始になればあらゆる種類のおせちもあります。
通常の弁当に加えて、これらの催事商品も扱わなければならないのでかなり忙しくなります。
おせちやオードブルは使われる品数も多いので、かなり手間がかかるのも忙しさに拍車をかけますね。
また事務目線で言うと、食材の登録がとても面倒というのがきついです。
事務の仕事には「製品に使う食材の量をシステムに登録する」というものがあります。
例えばおにぎりだったら1個当たり
- ご飯の量が●g
- 塩の量が●g
- 具の量が●g
といった具合。
このシステムの数字を見て現場は食材の準備をします。
通常の製品の登録に加え、大量の催事商品の登録もしなければならずとても時間がかかります。



とくにおせちは使われている食材がべらぼうに多いので、登録も一苦労です・・・。
またこの時期は学生バイトが多くなるので、休憩室が騒々しくなるのも地味に辛い。
普段休憩中は仮眠をとるのですが、節分や年末年始の時期はうるさくてそれが出来なくなります。
こういった理由から年末年始をきつい時期2位としました。
ピックアップ
1位に行く前に惜しくもベスト3以内に入れなかったものを紹介します。
それは「芸能人のコラボ弁当が出るとき」です。
数カ月に一度たまに出るんですよね、芸能人とかテレビ番組とかのコラボ弁当が。
ああいったコラボ弁当系は芸能人の方が気合入れて監修してるんで、使ってる食材が多く工程がとても面倒です。
そうなると登録にもライン作業にも時間がかかるのできつくなります。
ただ、催事商品の忙しさに比べればそれほどでもないのでピックアップとなりました。
第1位・気温が暑い日(忙しさ:★★★★★)
第1位は「暑い日」でした!


・・・「なんだそのふわっとした回答は!」とツッコミが聞こえてきそうですね(笑)
ただ実際こうとしか言えないのです。その理由を解説していきます。
皆さんが夏の暑い日、コンビニで食べたくなるものは何でしょうか?
多くの人が思い浮かべるのが冷やし中華やざるそばといった冷たい麺類だと思います。
気温が上がるとこういった冷たい麺類の発注数が馬鹿みたいに跳ね上がります。
普段の4~5倍くらいには発注が来ます。
冬の寒い時期に比べれば10倍近くになることもあります。
こんな大量の発注は通常の人数では捌き切ることはできません。
ではどうなるかというと、事務の人間も製造ラインに駆り出されるほど忙しくなります。
こういった日は夜勤の従業員が出勤し始める22時まで残業確定です。



自分の仕事で既に2時間近く残業しているのに加えて、です。
こちらはライン作業に慣れていないのにもかかわらず、爆速で流れてくる麺・麺・麺・・・。
全然手が追いつかず軽くパニックになります。ちょっとした拷問です。
そしてそれがあっても次の日には通常通り出勤です。
この時期は毎日の天気予報を見る度、気温が高いと憂鬱な気分になったのを覚えています。
増援は期待できない
ここで勘のいい方なら「恵方巻のように短期バイトを雇えばいいのでは?」と思った方もいるかもしれません。
しかしそれこそがこの時期を1位に選んだ最大の理由でもあります。
恵方巻や年末年始と暑い日の違い、分かりますか?
それは「時期が特定できないこと」です。
恵方巻なら節分の日に忙しくなることは事前にわかります。クリスマスも同様です。
事前にわかっていればあらかじめ人員を増やす対応を取ることも可能です。
ですが「いつ暑くなるのか」は数日前にならないとわかりません。これが厄介。
1日や2日ではバイト・派遣の要請の準備が出来ません。
そのため「暑い日が来たら今いる人員で対処せざるを得ない」という状況が発生してしまうのです。
これが暑い日を大変な時期の1位に選んだ理由となります。
食品工場のバイトなら繁忙期を狙え
もし食品工場でバイトをしてみたいときはこの繁忙期を狙ってみるのがいいでしょう
節分・年末年始の時期なら間違いなく短期の求人が出ています。



食品工場がどんな場所なのかお試しで体験するときにおススメです。
いきなり就職してしまうより実情が知れます。
バイトを決めるときはマッハバイトを使うのがオススメ。
マッハバイトで採用が決まれば、即日でボーナスが手に入るので普通にバイトを決めるよりもかなりお得になりますよ。
まとめ:食品工場の繁忙期ベスト3はこの時期
というわけでまとめです。
コンビニ食品工場勤務13年の自分が独断と偏見で選んだ大変な繁忙期ランキングは
- 暑い日
- 年末年始
- 節分
となりました。予想は当たりましたか?
普段何気なく食べているお弁当は、色々な人の苦労の上で店内に並んでいることを知っていただければと思います。
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