失敗のない転職をしたいけれど、食品工場の求人が転職先としてふさわしいか悩んでいませんか?
もし合わない職場だった場合、またしても転職活動をする羽目になりプライベートの時間を削らなくてはならなくなってしまいます。
転職活動は数カ月~半年近くはかかるものですから、その間趣味や睡眠の時間が減ってしまうと考えると失敗したくはありませんよね。
そのためにも事前に食品工場がどんな環境なのかを知って、相性を判断しておくことは大切であるといえます。
結論から言えば、食品工場を選ぶのはやめとけ!と声を大にして伝えたい。
なぜならコンビニ食品工場で働くと、とんでもない地獄を見ることになるから。
実際筆者は某大手コンビニの食品工場で13年勤めた経験があり、様々な地獄を目の当たりにしてきました。
今回の記事では食品工場が本当に地獄なのかどうか知りたいあなたに、その実情を解説していこうと思います。
この記事を読めば、これから食品工場で働こうかと考えている場合の大きな助けになるのでぜひ参考にしてください。
食品工場で働くことは
- ライン作業の地獄
- タイムスケジュールの地獄
- 人間関係の地獄
- 勤務形態の地獄
- トイレの地獄
と様々な地獄に関わることになるので、避けるべきです。
もし自分には向いてないと感じたら、別の会社への転職を考え直した方がいいでしょう。
自分に合った仕事を探す際にはリクナビNEXTをはじめとした、転職サイトを利用するのがおススメですよ。
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コンビニ食品工場は地獄である5つの理由

食品工場が地獄である理由は様々りますが、その中でも筆者が思うトップ5の理由が以下の通り。
- タイムスケジュールの地獄
- 勤務形態の地獄
- 人間関係の地獄
- ライン作業の地獄
- トイレの地獄
1つずつ見ていきましょう。
タイムスケジュールの地獄

コンビニ食品工場は常に時間に追われています。
なぜならコンビニ食品工場では出荷時間の締め切りが1日に3回あるため、常にスピードを求められるから。
筆者がいたところは商品数が多く製造量も多かったので、工場全体には常にピリピリとした空気が張り詰めていました。
そのため語気が荒い言動が飛び交うのは日常茶飯事。マイペースな人にはあまりいい環境とは言えません。

工場では出荷が最優先です。製造が遅れた場合、事務系の人間であっても製造に駆り出されます。
もちろん自分の仕事は後回しです。

繁忙期には朝8時出勤、夜10時退社なんてこともザラです。
もちろん次の日も普通に出社です。
このような職場環境なので、必然的に残業時間もかなり多くなります。
最初から残業ありきで間に合わせるタイムスケジュールなので、パートでもない限り定時で帰るのは難しい職場といえるでしょう。
勤務形態の地獄


連休は取れない
ご存じの通り、コンビニというのは24時間営業です。
当然ながら、食品工場も同じく24時間営業となりますので、連休を取ることは難しいと言わざる負えません。
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆・・・周囲がお休みモードに入ってるなかでも仕事に行かなければなりません。


個人的に年末年始は憂鬱でしたね。
日曜と木曜が休みのシフトだったのですが、その曜日がたまたま大晦日や元日ならラッキー、という感じです。
元日の朝、通勤でガラガラの道路を走っているときは



なんで1日から仕事に行かなきゃならないんだろう・・・
と思っていたものです。
シフト制勤務
またもう1つ辛いのがシフト制で2交代や3交代制の勤務形態であること。
2交代制とは日勤と夜勤を交互に繰り返す勤務形態のこと。3交代制は早番・中番・遅番をローテーションでこなす勤務形態です。
1~2週間で生活リズムの逆転を繰り返さなければならず、、体内時計はめちゃくちゃになります。
人によっては夜に眠ることができず、不眠症になってしまう人もいるくらいです。
若いうちならまだ無理も効くかもしれませんが、年齢を重ねてくると早々に体がついていかなくなるのは間違いないです。
そもそも人間は夜は眠るようにプログラムされている生き物。
そこに反するようなリズムを強制される食品工場の勤務形態はまさに地獄といえるでしょう。
人間関係の地獄


人間関係はどこの会社でもついて回るものですが、当然食品工場にも存在します。
普通の工場と違い、食品工場には常に2~300人の従業員が働いているので、その分いざこざも多いです。
主に相手をしなければならないのは
- 上司
- パートのおばちゃん
- 技能実習生
といったところですね。
上司
コンビニ食品工場における上司ガチャはハズレの確率がかなり高いです。
なぜならコンビニ食品工場自体はブラックな職場なので、そこに勤める上司もブラックに染まっているから。
食品工場に限りませんが、大抵の人はパートや平社員で入社してそのまま出世していくのがほとんど。
地獄な状況の中で洗脳された人が上に立つので、下の人間にもきつく当たってくるのです。
(まともな人はブラックなことに気づいて辞めていく)
話の通じない上司と当たってしまった場合、その職場は地獄というほかありません。
パートのおばちゃんを取りまとめないといけない
食品工場の仕事というと「誰とも話さずに黙々と作業する」というイメージがあるかもしれません。
しかしそれはあくまでパートやバイトの作業員の場合。
社員は数多くいるパートのおばちゃんのマネジメントも仕事に入ります。
- 大勢いるパートさんのシフト調整
- 出荷に間に合わせるための人員配置の調整
- パートさん同士のトラブルが起こった場合の仲裁や悩みの相談 etc・・・
こういった製造以外の作業がたくさんあるんです。
また、このパートさんたちがまた曲者で。
基本的におばちゃん世代が多いのですが、まぁ我が強い人たちが多いのですよ。



弱い人間だと簡単に舐められてしまいます。
先にも書きましたが、常に時間に追われる中で仕事をしているので、パートさんもメンタルが強く図太い性格の人でないと生き残れないのです。


そんな人たちをまとめ上げられるだけのメンタルに自信のない人にとっては、辛い仕事になるでしょう。
技能実習生
昨今の人件費高騰のあおりを受け、工場では積極的に技能実習生が導入されています。
筆者のいた工場では中国人が全体の3割近くはいました。
当然日本語はカタコトですから、それでも指示を出せるコミュニケーション力が重要となります。
日本人だけでも大変なのに、違う国の人の面倒も見なければならないのは、人によってはかなりのストレスになりえるかもしれません。
ライン作業の地獄


コンビニの食品工場といえば、多くの人が想像するのがライン作業であると思います。
このライン作業、合わない人にはとことん合わない作業なので、不向きな人にはかなりの地獄であるといえます。
主な地獄要素は以下の通り
- 長時間の単純作業
- 手が追いつかないスピード
- 遅い時間の進み
- 身体が痛くなる
長時間の単純作業
基本的にライン作業というのは毎日同じ作業の繰り返しです。
ご飯をひたすら容器に入れる、ごまを振りかける、ふたを閉める等々・・・。
1つの作業を長時間するのが苦痛な人には、逃げ出したくなるほどの環境であるといえます。
「じゃあ単純作業が得意な人なら楽勝なのか?」といわれると、次の要素があるのでそれも難しいかもしれません。
手が追いつかないスピード
出荷時間に間に合わせるため、ラインのスピードはかなり速いです。
そのため慣れないうちはどんどん流れてくる弁当に追いつけず、ミスを連発することになり怒られます。



筆者もどれだけやっても全くついていけず苦労しました。
単純作業が得意な人はあくまで「マイペースに続けられる」という状況で力を発揮すると思いますので、速さを強制される状況ではうまくいかない場合が多いです。
遅い時間の進み
このようなライン作業が早く終わってくれるならいいのですが、やってみるととんでもなく時間の進みが遅いことが分かります。
1時間くらいたったかな?と思い時計を見ると、まだ20分しか経ってない、というのは初心者あるあるです。
工場の中だけ現実世界と違う時間が流れているのではないかと錯覚するほどですよ。
身体が痛くなる
ライン作業に使われるコンベアは大体おばちゃんの背丈に合うように設定されています。
そのため男性が作業するには、ちょっと低く感じる高さです。
その方さで作業を長く続けないといけないので、体はかなり痛くなります。


若干かがんだ姿勢の作業になるため、特に腰がきついです。
また、基本的に昼休憩以外ずっと立ちっぱなしの仕事なので、足も痛くなります。
トイレの地獄


一度製造が始まれば終了まで基本的に作業はノンストップです。
常に時間ギリギリの戦いを強いられているので、途中でのトイレ離脱はあまり歓迎されません。
もちろん行くことが許されない・・・というわけではないのですが、嫌味の一つくらい言われるかもしれません。


トイレが近い人は気を付けたほうがいいでしょう。
今回ご紹介したのは食品工場の地獄な環境のほんの一部。
他にもやばい要素は色々あるので、気になる方は【勤続13年】あなたの知らない食品工場あるある50連発!入る前に知ろう!をご覧ください。


食品工場が自分には向いてないと思ったら別の転職先を探そう


以上のように食品工場で働くことはかなりの地獄であることがお判りいただけたかと思います。
このような場所で働いていも、暗い将来しか見えてきません。
転職を迷っている今の段階ならまだ引き返せますので、他の転職先を探しましょう。
まとめ:食品工場は行くなら地獄なので覚悟して


というわけで今回のまとめです。
コンビニ弁当食品工場には、こんな5大地獄があります。
- ライン作業の地獄
- タイムスケジュールの地獄
- 人間関係の地獄
- 勤務形態の地獄
- トイレの地獄
これらの理由から、コンビニ食品工場への転職はやめておくべきだと忠告します。
そうすれば、上記のような地獄を味合わずに済むことが出来ますよ。
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