コンビニの食品工場に入社したはいいけれど、ライン作業の辛さに気づき辞めたくなってはいませんか?
地味でストレスの溜まる作業を続けるのは、まるで地獄のようにきついですよね。
実はライン作業は向き不向きが大きく出る作業なので、向いてない人がやるとかなり精神を病んでしまうんです。

筆者もライン作業を半年ほど経験しましたが、あの頃は毎日とても憂鬱でした。
今回の記事ではライン作業が辛くなってきているあなたに、
- ライン作業のきついあるある話
- ライン作業が向いてない人の特徴
- ライン作業を辞めたい人が取るべき行動
を解説していきます。
この記事を読めば、自分がライン作業に向いているのか分かるので、この先続けていくべきかどうかが判断できますよ。
マルピギア


- 食品工場に13年勤務
- 仕事が苦手なため怒られまくり
- 退職して、残業のない会社へ転職
- 副業ブログで稼げるように努力中
\食品工場のリアルな仕事情報を知りたい方必見/
コンビニ食品工場のライン作業ってどんなもの?


食品工場のライン作業は「流れてくる弁当に具材を盛り付けていいく作業」です。
1つの弁当にはご飯・おかず・調味料など、様々な具材が入っています。
それらのうちの一部分を担当して、コンベアで運ばれてくる弁当に素早く盛り付けていくのが主な仕事内容となります。



大体の人がイメージするものと同じものだと考えてもらってOKです。
基本的には具材を入れていくだけですので、特別な資格はいらず、未経験者でも簡単に採用されることが多いです。
しかし実際にやってみると、かなりきついことの多い作業なので離職率が高く、人の出入りがかなり激しい仕事だというのがわかります。
ライン作業はどのような部分がきついのか、実際に体験してみて感じたそのきつさをあるある形式で
解説します。
コンビニ食品工場のきついライン作業あるある7選


コンビニ食品工場のライン作業あるあるは以下の通り。
- 体が痛くなる
- トイレに行けない
- スピードについていけない
- 間に合わないと怒鳴られる
- 時間の進みが遅い
- 単純作業で飽きる
- AIに取って代わられるリスク
1つずつ見ていきましょう。
体が痛くなる
食品工場のライン作業は体が非常に痛くなるのできついです。
これは長時間立ちっぱなしで、同じ姿勢をしながら作業しなくてはいけないため。
ライン作業は一度作業が始まってしまうと、基本的には休憩時間までノンストップで続きます。
1つの商品を作り終わった後、違う商品を作り始めるまでに少し動ける程度
このようにほぼ1日中立ちっぱなしだと、終わるころには体全体がバキバキに痛くなってしまうのです。
特につらいのが「足」と「腰」
長時間立ち続けた足は棒のようにこわばってしまいます。
そしてラインの高さが低く前傾姿勢で作業をすることになるので、腰に大きな負担がかかり痛めやすくなります。



ラインの高さが低いのは、パートのおばちゃんたちの慎重に合わせるためです。
1日2日ならまだ我慢できますが、これを何年・何十年も続けなければならないのは相当きついです。
トイレに行けない
ライン作業中はトイレに行くことはかなり難しいです。
なぜならコンベアーから絶えず弁当が流れてくるので、持ち場を離れる隙がまるで無いから。
常に何かしらの商品が流れていると考えてよいです。
弁当の出荷時間はきっちりと決まっており、それに合わせるため毎日のスケジュールはかなりカツカツ。
このような状態では、トイレに行く時間的余裕はとてもではないですがありません。
なので作業中はトイレに行けないものと考えておいた方がいいでしょう。



でも生理現象だからトイレに行きたくなる時もあるよね?



どうしてもという時には、他の人に代わってもらう必要があります。
相手の負担を増やしてしまうことになるため、普段からコミュニケーションをとって仲良くしておくのが有効です。
とはいえ頻繁にトイレに行くようでは、当然悪印象を与えかねないので、トイレはなるべく休憩中に行っておくのがベストでしょう。
スピードについていけない
食品工場で誰もがつまづくポイントの1つが「スピードについていけない」ことです。
先ほども書いた通り、ライン作業はかなり時間的余裕がありません。
なのでコンベアのスピードはかなり速く設定されており、少しでも気を抜くと追いつかなくなってしまうのです。
ちょっとでも手が遅れると、具材の入っていない弁当が流れていってしまうことになります。
初心者ならまだ大目に見てもらえるかもしれませんが、1週間も経つ頃にはベテランと同じくらいの作業スピードを要求されます。



ちなみにベテランのおばちゃんはとんでもないスピードで手を動かすので、本当にすごいです。
自分には到底真似できないような作業でしたね。
急かされるような仕事が苦手な方には、かなりきつい作業であるといえます。
間に合わないと怒鳴られる
ライン作業はスピードが速いので、苦手な人だと具材入れが間に合わずどんどん流れていきます。
こうなると後ろで作業している人にめちゃくちゃ怒られます。



ちょっと!●●が入ってないよ!ちゃんとやってよ!
というような感じ。
具材の入っていないような弁当を出荷してしまうと、クレームとして回収騒ぎにもなりかねませんので厳しくせざるを得ないのです。
作業についていけずパニックになる中怒鳴られてしまうと、相当落ち込むので気をつけなければなりません。
時間の進みが遅い
ライン作業をしていると、時間の進みがとても遅く感じます。
これは作業自体は単純な作業をひたすら繰り返すことなので、飽きてしまうため。
同じ具材を入れ続けていると、どうしても飽きてきてしまいます。
やってみると分かるのですが、こういった刺激の少ない作業を続けていると、全然時間が進まないのです。



1時間は経ったかな?と時計を見たらまだ20分で絶望なんてのは、初心者にはよくあること。
学校でも「あと15分で退屈な授業が終わりだ・・・」と思って、そこからがとても長いと感じたことはありませんか?
常にあの感覚を味わうことになります。
体感時間が通常の3倍くらいに感じるので、非常に苦痛でしたね。
AIに取って代わられるリスク
近い将来、ライン作業のような単純な仕事はAIに取って代わられる可能性が非常に高いです。
なぜなら単純作業こそが、AIにとって最も得意な分野だから。
オックスフォード大学の研究では、現在の仕事のうち約半分がAIに取って代わられると予測されています。
実際AI技術の発達は目覚ましいものがあり、コンビニにおいても無人化が進められています。
何のスキルも資格もいらないライン作業は、まさに一番機械に変更が可能なポジション。
この流れが工場勤務にも影響してくるのは、そう遠くない未来のことでしょう。
ライン作業を続けているだけは、将来が安泰するとは言えません。
コンビニ食品工場のライン作業が向いてない人の特徴


筆者が13年働いて感じた「ライン作業に向いてない人」の特徴は以下の通り。
- 単純作業が苦手な人
- マイペースに仕事をしたい人
- お腹の弱い人
- 腰痛持ちの人
- 将来が不安な人
- メンタルが弱い人
- 食べ物を捨てるのがもったいない人
上記のうち1つでも当てはまるなら、ライン作業の仕事には就かないほうがいいです。
単純作業が苦手な人
単純作業が苦手な人はライン作業をするべきではありません。
ライン作業というのは、結局どこまで行っても「同じことの繰り返し」でしかないからです。
同じ具材も盛り付け続ける作業なんて、5分もすればもう退屈になってきます。
ここで妄想なり空想するなりして、倍以上の時間を苦も無くこなせるような人でなければ、ライン作業は務まりません。
ちなみに筆者は趣味の動画編集の内容を考えたりしてました。
マイペースに仕事をしたい人
マイペースに仕事をしたい人もライン作業には不向きです。
これはライン作業は決められた時間内で、いかに素早く量をこなせるかが重要であるため。
ライン作業はとにかくスピードが勝負。
出荷時間に間に合わせるため、周りのスピードに合わせて仕事をこなしていく必要があります。
ここで1人だけ周りに合わせないマイペースな奴が混じると、作業がガクッと滞ってしまうのです。
他の人に迷惑をかけないためにも、マイペースな仕事をしたい人はライン作業をするべきではありません。
お腹の弱い人
お腹の弱い人もライン作業を選ぶべきではないでしょう。
ライン作業中は自由にトイレには行けないからです。
先ほども解説しましたが、ライン作業は1度始まれば止まりません。
たまになら代わってもらってトイレにも行けるかもしれませんが、そう何度も同じことは頼みづらくなります。
お腹が弱く頻繁にトイレに行きたくなる人には、ライン作業は不向きであるといえます。
腰痛持ちの人
体質に関して言えば、腰痛を持っている人もライン作業はNGです。
ライン作業はとにかく腰への負担が大きいため、すぐに腰を痛めてしまいます。
筆者も最初は問題なく作業をしていたのですが、1カ月もするとかなり腰が痛くなってしまいました。
なにも異常がない人間が不調になってしまうのですから、元々腰に異常を持っている人ではいつ爆発するのかわかりません。
腰痛に不安のある人はライン作業を選ばないように注意しましょう。
将来が不安な人
近い将来、単純作業が機械に仕事を奪われる日が高確率でやってきます。
ただラインで具材を入れ続けるだけ人が、突然仕事を失ってしまう未来はすぐそこまで迫っているんです。
ですからそういった将来が不安な人は、今から対策を練っておかねばなりません。
AI社会に取り残されないために、何でもいいので代替できないスキルを身に着けるようにしましょう。
メンタルが弱い人
メンタルが弱い人、打たれ弱い人もライン作業はしないほうがいいでしょう。
特に作業に慣れない頃は、ライン作業者はかなり怒られることになるからです。
たとえ初心者であっても、数日もすればベテラン並みのスピードを要求されだします。
しかしそのスピードについていけなくなれば、ベテランのおばちゃん達から容赦なく怒鳴り声が飛んできます。
筆者も作業が早い方ではないので、どれだけボロクソに言われながら作業したかわかりません・・・。
メンタルが弱い人はここを乗り越えられずに、数日で辞めていってしまいます。
こうならないためにも精神がタフな人以外はライン作業は選択肢から外したほうが無難です。
食べ物を捨てるのがもったいない人
コンビニ食品工場特有のものとして、食品廃棄に抵抗がある人はおススメできません。
食品工場では毎日何十キロという食材を捨てられてしまうからです。
具材が足りなくなるのを防ぐため、工場では食材を多めに用意して余ったら捨てるというのが一般的です。
その結果、まだ食べられるような食材が大量に捨てられることになります。
「まだ食べられるものを捨てるなんて、なんてもったいない!」
このような感情を強く持っているのなら、コンビニ食品工場でライン作業をするのはやめておいたほうが良いでしょう。
ライン作業が向いてないとわかったら取るべき行動


自身がライン作業に向いてないとわかったら、ライン作業から脱出できるように行動していきましょう。
取れるべき行動は以下の通り。
- 部署移動
- 転職活動
部署移動
コンビニ食品工場の仕事はライン作業だけではありません。
- 肉や野菜を切ったり炒めたりする「下処理」
- 弁当を地域ごとに振り分ける「仕分け」
- 容器や食材の発注をする「資材」
- 弁当の発注数や廃棄データをまとめる「生産管理」
など、ライン作業以外にも色々な部門があります。
ライン作業が肌に合わなかった場合は、他の部署への異動を上司に頼めば作業を変えることが出来るかもしれません。
ちなみに筆者は元々ライン作業をしていましたが、管理部門に異動となりました。
おそらくライン作業者のままだったら、すぐに辞めていたと思います。
転職活動
ライン作業が肌に合わないなら、早めに転職活動を始めましょう。
転職活動自体はノーリスクで行えます。
リクナビNEXTに登録して気になる求人があれば応募してみればいいし、無ければ何もしなくてOK。
登録によるデメリットは何もありません。
5分もあれば登録は終わりますので、小さな一歩でいいですから行動を起こしてみましょう。
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まとめ:コンビニ食品工場のライン作業は地獄のようにきつい!


というわけでまとめです。
- 体が痛くなる
- トイレに行けない
- スピードについていけない
- 間に合わないと怒鳴られる
- 時間の進みが遅い
- 単純作業で飽きる
- AIに取って代わられるリスク
食品工場のライン作業は、向いていない人にはとことんきつい仕事です。



なので向いてないとわかったら、出来るだけ早く仕事内容を変えることをおススメします。
そうすればライン作業で精神を疲弊することが無くなり、ストレスなく仕事をすることが出来るようになりますよ。