時代遅れな会社に嫌気がさしてるけど「待っていればそのうち体質が改善して、いい職場になるんじゃ?」と自分をごまかしてはいませんか?
転職活動は面倒で出来ればやりたくないですから、ついこんなことを考えてしまいますよね。
でも実はそんな人こそ、さっさと転職活動を始めるべきだといえます。
なぜなら残念ながら会社の体質が変わる可能性は、限りなくゼロだから。
筆者も転職に踏み出せず会社が変わることに期待したこともありましたが、10年以上経っても変わりませんでした。

もっと早く転職活動を始めるべきだったと思います。
今回の記事ではいつか会社が変わってくれるのではと期待しているあなたに、そう簡単には変わらない理由とすぐに行動すべき理由を解説します。
この記事を読めば会社に期待することは無駄だと分かるので、次の一歩を踏み出すことが出来るようになりますよ。
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マルピギア


- 食品工場に13年勤務
- 仕事が苦手なため怒られまくり
- 退職して、残業のない会社へ転職
- 副業ブログで稼げるように努力中
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時代遅れな会社が変われないのは「現状維持バイアス」が原因


なぜ時代遅れな会社の体質は変わらないのでしょうか?
結論としては人間には「現状維持バイアス」というものが備わっているためです。
現状維持バイアスとは、環境が変化することにより
「何かを失うかもしれない」という不安が、
「何かを得られるかもしれない」という期待を上回ってしまうために、変化を避け現状に固執するようになる現象です。


そしてそれは、会社という大きな組織であっても同じ。
現状でとりあえず回っている会社の体質を変えようとした場合、
- 新しい設備を導入する手間とお金
- 知識を勉強するための時間捻出
- 従業員への再教育
というような、様々な面倒ごとが起こる可能性を会社の人たちは考えます。
すると、たとえ変化したほうが良いと分かっていても「面倒だからこのままでいいか」という判断を下してしまうのです。
この現状維持バイアスこそが、会社の時代遅れな体質が変わらない原因といえます。
時代遅れな会社からはさっさと転職すべき理由


上記のような時代遅れな会社からはすぐに逃げたほうがいいです。その理由は以下の通り。
- ストレスが溜まる
- プライベートな時間が減る
- 稼ぎが増える未来が潰される
- 古い体質の会社は長くはもたない
1つずつ見ていきましょう。
ストレスが溜まる
時代遅れの会社はとにかくストレスが溜まります。
上司からのパワハラ、断れない飲み会、年功序列で上がらない給料・・・。
これらは下の人間にとってみれば、ものすごいストレスになります。
仕事よりもあなたの健康の方が絶対に大事です。逃げてしまいましょう。
プライベートな時間が減る
時代遅れの会社は、あなたのプライベートな時間も脅かします。
残業をすることが美徳と考えられていれば、帰る時間はどんどん遅くなっていきますし、飲み会や休日出勤を強要されるかもしれません。
このような会社では自由な時間がどんどん削られていくので、自分の好きなことが出来なくなっていきます。



会社と家の往復で、家には寝に帰っているだけ・・・なんて最悪ですね。
稼ぎが増える未来が潰される
いくらあなたが優秀な人間であったとしても、年功序列である限りあなたの給料はすぐには増えません。
その代わりろくに働いていないオジサン社員は、あなたよりも多くの給料をもらっています。
また、もしかしたら副業で大きく稼げる可能性もあったかもしれないのに、副業禁止ならその可能性も潰されてしまいます。
時代遅れの会社ではこのような理不尽がまかり通っているんです。
このような会社にいても稼ぎは目に見えているので、居続けるメリットは薄いでしょう。
古い体質の会社は長くはもたない
そしてこういった時代遅れの会社は、えてして長くはもたないものです。
古い体質の会社は時代の波に淘汰され、潰れてしまいます。
かつては「この会社に入っておけば一生安泰!」と言われていても、時代に追いつけず倒産していった会社はごまんとあります。
沈んでしまう前にいち早く脱出するべきであると言えるでしょう。
時代遅れな会社の特徴6選


時代の変化をとらえられていない、時代遅れな会社の体質の特徴は以下の通り。
- 年功序列・終身雇用の崩壊に気づいていない
- 上司が絶対:厳しい縦社会
- 無駄なしきたりが多い
- 新しい技術に否定的
- 会社には滅私奉公するものだと思っている
- 副業禁止
どれ1つとっても、時代遅れと言わざる負えません。
年功序列・終身雇用の崩壊に気づいていない
1つ目の特徴は年功序列・終身雇用といった、古い日本体質の社風がこの先も続くと思っていることです。
現在の日本ではこう言った古い体質が崩壊が始まっていると言われて久しいですが、それに気づくことが出来ていません。
未だに「石の上にも3年」で我慢していれば、自動で偉くなって給料も増える、会社が面倒見てくれると信じているのです。
しかし実際にはトヨタの社長が「終身雇用はもうすでに限界」と発言しています。
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は13日、都内で開いた記者会見で終身雇用について「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。
終身雇用、「企業にインセンティブ必要」 自工会会長 日本経済新聞 2019年5月13日
大手企業であっても早期退職・リストラが実施は遠い未来ではありません。
年功序列・終身雇用という制度はすでに崩壊が始まっていると認識すべきでしょう。
上司が絶対:厳しい縦社会
2つ目の特徴は厳しい縦社会の体質です。
年功序列に伴い「立場が上の者の意見は絶対」という空気が定着してしまっています。
こなると年長者の周りには止める者がいなくなるので、パワハラも横行し放題になるのです。
ストレスというのは水のように上から下へ流れていきます。
上司がさらに上の人からのパワハラによってストレスを受け、その発散のために平社員の部下が怒られるんです。



下手に意見しても余計怒られるだけなので、黙っているしかありません。
なので能力がある人の意見であっても、受け付けない会社の仕組みになってしまっています。
無駄なしきたりが多い
時代遅れの会社にはとにかく「無駄」が多いです。
- やる必要の無い会議
- 行きたくもない飲み会の強制
何を決めるのかわからないダラダラした会議や、のみゅニケーションなど、時間の無駄としか言えないことに時間をかけます。
当の本人たちはこれも立派な仕事のうちだと思っているので、始末が悪いですね。
新しい技術に否定的
新しい技術に対し否定的なことも、時代遅れな会社の特徴です。
冒頭に書いた通り、「今まで通りやったほうが居心地がいい」ので、新しい技術を積極的に導入しようとはしません。
もし新しい技術を導入してしまうと、オジサン社員たちは若手に後れを取ってしまいます。
そうなるとマウントを取れなくなるので、とことん新技術は排除しようとするのです。



近年でいえばコロナで広まったテレワークがいい例ですね。
テレワークを導入したけれど、ちょっと感染が収まったらまた出社が再開された、なんてのはよく聞く話だと思います。
会社には滅私奉公すべきと思っている
一昔前は「会社のためにすべてを犠牲にして働くべし」という考え方が一般的でした。
- 転勤
- 残業
- 休日出勤
こういった滅私奉公をするモーレツ社員が評価された時代があったのも事実です。
しかしご存じの通り、「働き方改革」も実行された現代では、もうこんな働き方は通用しません。
にもかかわらず、いまだにこのような古い働き方を押し付けてくるような会社は時代遅れと言わざる負えないでしょう。
副業禁止
最後の特徴は副業禁止です。
政府からも副業が促進されている現代において、副業禁止としている会社は確実に時代の波に乗り遅れています。
「従業員は100%会社に尽くすべき」という考えが原因でしょうが、働いている方にしてみれば大きなお世話ですよね。
終身雇用が崩壊している現代において、会社が最後まで自分のことを守ってくれるのかは未知数です。
そんななか会社以外で稼ぐ行為を否定するのは、おかしいといって間違いないでしょう。
時代遅れな会社にいた筆者の体験談


筆者は以前食品工場に在籍していましたが、そこがまさに時代遅れな会社でした。
その会社では業務が忙しく、社員が休憩を取ることが出来ていない状態が10年近く続いていました。



もちろん違法です。
しかし社員は誰もそれに異を唱えることが出来ず、「この会社はこういうところだから」と諦めて働いていました。
本来であれば上の人が状況を改善すべく行動するべきですが、それも一切なし。
「いままでずっとそれで回ってきたのだから、変える必要が無い」という認識だったのです。
これこそまさに現状維持バイアスがかかった例ですね。



どう考えても休憩時間が取れない会社なんておかしい
みんなそうは思いつつも、「上司ともめるのは面倒だな」「言えば怒られてしまうかもしれない」と、誰も何も言い出せずにいたのです。
会社の体質が変わったきっかけ
しかしその後、この会社の体質が変わるタイミングがありました。
それが電通での過労による自殺事件です。
この事件をきっかけに、「工場でも休憩時間をちゃんと取らせるように」というお達しが来ました。
これ以降、社員もようやく休憩時間が取れるようになります。
ですが逆に言えば、自殺事件くらいのことが起こらなければ会社は変われないということでもあります。
これでもあなたは会社の体質が変わってくれるという期待を持ち続けることが出来ますか?
余談ですが、休憩時間分の賃金2年分が後に支払われたそうです。2年以上勤めた人にとっては全く足りませんが。
時代遅れな会社の体質はかわらないから自分が変わったほうが早い


以上のように会社の体質というのは、そう簡単に変わるものではありません。
対処法としては会社が変わるのを待つのではなく、自分が変わってしまうことです。その方が何倍も速いですよ。
「でも行動を起こすのってなんか億劫だし・・・」、それこそが現状維持バイアスです。
小さくてもいいから行動を起こして、現状維持バイアスを打ち破ってください。
オススメなのは転職活動を始めてみること。
実際に転職するのはリスクが伴いますが、転職活動をするだけならまったくのノーリスクです。
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登録するとできるグッドポイント診断を受ければ、客観的に自分の長所を褒めてくれるので履歴書を書く時にも役立ちますよ。
まとめ:時代遅れな会社が変わるのを待つのは時間の無駄なのでさっさと転職しよう


というわけでまとめです。
人には「現状維持バイアス」というものがあるので、そう簡単には変われない
このような会社にいるなら、早めに逃げ出す準備をしておくべきといえます。



なので、小さな一歩で構わないので行動してみましょう
そうすれば「そのうち会社が変わるかも?」とありもしない期待をせずに済み、人生の貴重な時間を無駄にすることが無くなりますよ。
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