仕事が辛い・逃げたいと思っているけれども、「退職なんて逃げだぞ!」と言われ、動けなくなってはいませんか?
ここで逃げ出してしまったら、負け癖がついてしまって社会に認められないんじゃないかと不安になりますよね。
でも大丈夫。確かに退職は「逃げ」ですが、逃げることは全然悪いことではないんですよ。
なぜなら他の人もみんな逃げの退職をしてるから。逃げようとしてるのはあなただけではありません。

筆者も前の会社を逃げてストレスの少ない日々を送れるようになっています。
今回の記事では退職は逃げであるけれども、辛いなら逃げて問題ない理由を解説していきます。
この記事を読めば他の人も逃げていることが分かるので抵抗感がなくなり、スッキリと辞めることができますよ。
マルピギア


- 食品工場に13年勤務
- 仕事が苦手なため怒られまくり
- 退職して、残業のない会社へ転職
- 副業ブログで稼げるように努力中
「退職は逃げ」と言われても仕事が辛いなら逃げていい理由4選


まず「退職は逃げなのか?」と思い悩んでいる方にお伝えしたいことは、退職は確かに「逃げ」で間違いないということです。
しかし、もし仕事が辛くてたまらないのだったら、逃げ出してしまって全然問題ありません。むしろいち早く逃げ出すべきです。
その理由は以下の通り。
- 逃げることは悪いことじゃない
- 他人の言うことは気にしなくていい
- 逃げないと心身に異常をきたす
- 他の人もみんな逃げで退職している
1つずつ見ていきましょう。
逃げることは悪いことじゃない
そもそも逃げることは何も悪いことではありません。
危険だったり不快だったりする場所や状況から逃げ出すのは、当然の行為です。
あなたが今の状況から逃げたいと思っているのなら、それは大きなストレスを抱えている証拠。
そんな状況から逃げ出すのは、むしろ当たり前といって良いでしょう。
例えるならライオン(上司)のいる檻の中(会社)に入れられて、そこから逃げ出していくようなものです。
この場合悪いのはあなたではなく、逃げ出されるような環境のままでいる会社の方。
こんな状況なら誰だって逃げ出すので、何も悪いことではありませんよ。
他人の言うことなんて気にしなくていい
退職を伝えると「退職なんて逃げだ!甘えだ!」と罵ってくる人がいるかもしれませんが、そんな言葉をいちいち気にする必要はありません。
このような意見を言ってくるのは「上司」か「親」のどちらかだと思いますので、それぞれの場合について解説します。
上司の場合
「退職は逃げだ」と言ってくるのは多くの場合上司であると思います。
もし上司からこのようなセリフを吐かれたとしても、全く気にする必要はありません。
なぜならその言葉はただあなたを引きとめる為だけのものだから。
あなたが辞めてしまうと自分が困るからそう言っているだけに過ぎないのです。
もしあなたが会社を辞めてしまうと
- 人手が足りなくなり忙しくなる
- 上司自身の評価が下がる
といったデメリットがあり、それが嫌で無理にでも辞めさせないようにしているにすぎません。
要はすべて上司自身のエゴでしかないのです。
そんな自分勝手に付き合う理由はありませんので、さっさと辞めてやりましょう。


親
また中には親から似たようなことを言われることもあると思います。。
もちろんこの場合も気にする必要はありません。
なぜならあなたはもう自分で考えて行動できる人間だからです。
親が子供のことを心配して「退職しないほうがいい」と言ってくれているのはわかります。
しかしあなた自身が退職を決めたなら、たとえ親でも従う必要はないのです。
「自分の幸せのためにすべき行動は何なのか?」それが決まったら、周りに流されず進んでいきましょう。
逃げないと心身に異常をきたす
もしパワハラや長時間労働といったブラックな職場で疲弊しているのなら、四の五の言わずすぐに逃げ出さなければなりません。
でないとあなたはストレスにさらされ続けることになり、心身に異常をきたしてしまいます。
筆者も食品工場にいたころ、朝に会社に行って駐車場まで来ると吐き気に襲われるようになりました。
このままではヤバイ、と感じてそこから退職をしました。
筆者の場合はまだ軽い症状でしたので次の行動にすぐ移れましたが、最悪うつ病にでもなってしまった場合、社会復帰も難しくなります。
まだ余力の残っているうちに逃げるための行動を始めていきましょう。
他の人もみんな逃げで退職している
逃げの退職をしているのは何もあなただけではありません。他の人もみんな逃げで退職をしているんです。
みんなやっていることなので、気に病む必要はまったくないんですよ。
例えばよく「退職理由はポジティブに」と言われますが、ポジティブな理由だって逃げには変わりありません。
- チームワークを大切にして働きたいと思った→人間関係の悪さから逃げたかった
- 仕事の頑張りがきちんと評価される仕事をしたかった→給料の低さから逃げたかった
- 仕事を効率的にこなせる職場に行きたかった→残業から逃げたかった
このように退職する人は100%何かから逃げているので、あなただけが考えすぎる必要はないんです。
どんな理由でも仕事が辛いなら逃げてOK


もしあなたが会社を辞めたくなった場合、それがどんな理由であれ逃げてしまっても大丈夫です。
他の人がなんと言おうと、あなた自身が辛さを感じているのですから周りの声は関係ないです。
以下のような状況であったら逃げ出しましょう。
- ブラック企業に勤めている
- 人間関係が悪くなっている
- 離職率が高い
- 仕事についていけなくなっている
ブラック企業に勤めている
もしあなたがブラック企業に勤めているなら、すぐに逃げるべきです。
ブラック企業では長時間残業やパワハラが横行しているので、今すぐ行動しないと逃げ出す余力さえ失ってしまいます。



まだ大丈夫・・・と我慢しているうちに、取り返しのつかない事態になってしまっては元も子もありませんよ。
身体が壊れてしまいますし、プレイべートな時間も無くなるので、何のために生きているのかすらわからなくなってきます。
ブラック企業からはすぐにでも逃げ出しましょう。
人間関係が悪くなっている
人間関係を理由に退職をするのも逃げ出すのに十分な理由です。
転職の理由で最も多い意見が「人間関係」であり、これが悪い環境では大きなストレスを感じながら毎日の仕事をしなければならなくなります。



筆者も嫌いな上司と毎日顔を合わせるのは、とても胃が痛かったです・・・。
「仕事なのだからきちんとコミュニケーション取るべき」という意見もあるかもしれませんが、そのために毎日我慢していては身が持ちません。
他人を変えることは不可能なので、一旦悪くなった関係を修復するのは困難であるとも言えます。
このような状況では逃げ出したほうが得策であると言えるでしょう。
離職率が高い
やけに人が辞めていく会社にいる場合も逃げ出すべき状況といえます。
離職率が高いということは、会社の将来性が無いということであり、そのまま居続けてもあなたへのメリットは薄いからです。
筆者のいた食品工場も劣悪な環境で非常に離職率が高く、中には何も言わずに失踪してしまうような人もたくさんいました。
また有能な人もそんな状況を察知して、別の会社へ転職していきました。
離職率が高い会社はまさに「沈みゆく船」。沈んでしまう前にいち早く逃げ出しましょう。
仕事についていけなくなっている
たとえホワイト企業で会社に問題が無くても、自分の能力不足ゆえに辞めたくなる場合があります。
ホワイト企業は働きやすい環境が整っていますが、その分優秀な人材が集まっています。
もし仕事が苦手な人が何かの拍子で入社してしまった場合、周りとの能力のギャップに劣等感を感じてしまうでしょう。
頑張って仕事に追いつけるのであれば良いですが、そうでない場合は強いコンプレックスを抱えることになるので毎日が辛くなります。
「ホワイト企業を辞めるなんてもったいない」と思われてしまうかもしれませんが、身の丈に合った会社へ行った方が本人の幸せになる可能性もあるのです。
逃げの退職をした体験談


筆者である私が逃げの退職をした話をします。
私はコンビニの食品工場に勤めた経験があり、13年働きましたが退職しました。



ブラックな職場で離職率も高い会社でした。
最初はパートとして勤めていましたが、社員になったことで責任が増え怒られることも多くなったため退職を決めました。
退職を当時の上司に伝えると「逃げるのか。お前なんかどこ行っても同じだぞ」とよくある台詞を言われましたが、強い意志を持って退職を決行。
現在の会社は残業もなく、機嫌が悪いと怒鳴り散らかしてくるような上司もいません。
もっと早く逃げ出すべきだったと思っています。
失敗せず逃げるためにやるべきこと


ここまで退職は決して逃げではないことをお伝えしてきましたが、それでも怒られたり将来に不安を感じる人もいると思います。
そこで失敗のない逃げの退職をするためにやるべきことを解説します。
- 貯金を溜める
- 転職活動をする
- 本音をはっきりさせる
これらをしておけば逃げの退職でも失敗する確率をぐっと減らすことが可能です。
貯金を溜める
まずやるべきことは貯金を溜めておくことです。
お金がないと焦りから行きたくもない会社を選んでしまうかもしれないからです。
もし退職してから次の仕事を探す場合、収入がない状態で転職活動をしなければなりません。
この時貯金が無いと「早く次の仕事を決めないと・・・」と焦ってしまい、ろくに分析もせず次の仕事を決めてしまう恐れがあります。
もし焦って決めた会社がまたブラック企業であったら最悪です。すぐに辞めたくなってしまいます。
貯金にがあれば心に余裕が出来ますのでこのような失敗を回避することが可能です。
自分の支出を把握し、生活防衛資金として半年~1年は無収入でも大丈夫なくらいお金をためておくのが良いでしょう。



ちなみに私は10年くらいは無収入でも大丈夫です
転職活動をする
あらかじめ転職活動をしておくのもおススメです。
先に転職先が決まっていればお金の問題も気にすることはなくなります。
その他にも「もう次が決まっている」といえば、今の会社から無理に引き留められることもなくなるでしょう。



筆者も在職中に次の仕事を決めました。
転職活動の際には転職サイトへの登録をしておくのをおススメします。
転職サイトへ登録すれば、自分に合った企業からオファーが届くのでより条件のよい会社へ転職できる確率が上昇します。
無料で使えますし、オファーが来ても気に入らなければ無視すればよいのでデメリットは何もありません。
登録は5分で終わるので、とりあえず登録してみて損はありませんよ。
本音をはっきりさせる
そして最も大切なことが「自分の本音をはっきりさせる」ことです。
なぜ退職をしたいのか?がはっきりわかっていないと、次の転職先でもまた辞めたくなってしまいます。
逃げ出したい原因が何なのかをはっきりさせましょう。
もし長時間労働が原因で退職したいと考えた場合、当然残業の少ない会社への転職が目標となります。
しかしここで「やっぱ給料が高い方がいいかな」と軸がぶれてしまうと、給料は高いけど労働時間が長い会社に行くことになり、またストレスが溜まってしまいます。
また「働くこと自体が嫌!」ならばパートや派遣など責任の軽い仕事につくほうが良い選択肢になるかもしれません。
できた時間で副業のスキルを磨けば大きく稼げるようになる可能性もあります。



ストレスなく働けることが何よりも大事!
自分の本音に向き合って仕事を選びましょう。
逃げの退職をすることは何の問題もありませんが、その方法として失踪を選んでしまうのはいけません。
対面で上司に伝えると、色々言われそうで気分が乗らないのはわかりますが、しっかりと区切りをつけるべきです。
実際友人が会社を失踪したことがあるのですが、家に上司がやってきたりして大変だったそうです。
もしどうしても切り出す勇気が持てないなら退職代行を使いましょう。
そうすれば連絡した翌日にはもう会社に行かなくても良くなるので、上司と顔を合わせることはなくなりますよ。


現状維持を選ぶのは自分の人生から逃げている


会社辞めたいときにやってはいけないことは、「逃げたい」という気持ちに嘘を吐いて現状維持を選んでしまうことです。
それは何もしていないように見えて、実は自分の本当の気持ちから逃げていることになります。
本当は辞めたいのにその気持ちに蓋をして、将来「あの時逃げとけばよかった・・・」と後悔し続けることになるのです。
偉そうに語っていますが、かくいう筆者がその状態でした。
自分の気持ちに嘘を吐いて、13年もなにもせずに現状維持に甘んじていました。



もっと早く行動しておけばと今でも思います。
これを見ているあなたにはそんな後悔をしてほしくありません。
自分の気持ちに正直になって、勇気ある撤退を選んでください。
まとめ:退職は逃げでも気にしなくてOK。


というわけでまとめです。
- 逃げることは悪いことじゃない
- 他人の言うことは気にしなくてもいい
- 逃げないと心身に異常をきたす
- 他の人もみんな逃げで退職している
退職は逃げでも全く問題ありません。
なので自分の気持ちに正直になって、未来のために行動を起こしましょう。
そうすれば充実した生活を手に入れることが出来るようになりますよ。
なお、引き止めに合って決意が揺らいでしまっているときには以下の記事をご参考ください。

